看護師間で患者さんの情報共有をする
「申し送り」
ですが、
先輩ナースへの申し送りだと、
威圧感で普段なら出来る事も出来ない
夜勤から日勤への申し送りは、
大勢の前で、「シーン」とした空気感で緊張する
など、苦手意識を
抱いている方が多いはずです。
ここでは、病棟間での
申し送りがうまくできなくて困っている
何を申し送れば良いのか分からないからコツが知りたい
ついてお伝えしていこうと思います!
申し送りとは
申し送りの目的は、
24時間、継続的に良い看護ケアが出来るよう、
「次の勤務者に患者さんの状態・業務内容などを
伝えること」です!
それは分かっていても、
実際に申し送ってみると、難しいですよね。
そこで重要なのが、
メモ帳やノートの活用です!
私も新人時代は、苦手でした。
人前で話す事は苦手ではなかったのですが、
情報がまとまっていないことが多く
長くなってしまっていたんですよね…( ; ; )
メモ帳を活用することで、
頭の中で整理がつき申し送りしやすくなります
他にも、コツがあるのでお伝えします
申し送りをスムーズに行うコツ
申し送りをスムーズにするコツは、
全部で5つです!!
- 聞き取りやすい話し方
- 患者さんの「変化」を時系列ではなく
項目ごとに伝える - 医師の指示を伝える
- メモを作成しておく
- 先輩が何を申し送っているのか観察
聞き取りやすい話し方
大勢の前で話すため、
緊張して声が小さくなっていませんか?
また、「早く終わらせたい」と焦ってしまい、
早口になっていませんか?
ほとんど聞き取ってもらえません( ; ; )
- ハキハキと大きな声で話す
- 周囲に伝わっているか確認をしながらゆっくりと話す
早口の方は、
大概周囲の反応を見ずに話しているので、
相手が「?」っとなっていても気づきません(´-`)
患者さんの「変化」を時系列ではなく、項目ごとに伝える
時には時系列で話す方が良い場合もありますが、
時系列で話すとダラダラと
物語調となってしまいます。
要点が明確となります。
例えば、
- 意識レベルについて
- 呼吸について
- 循環について
- 治療結果について
- 検査データについて
- 日中または夜間の状態について
(食事状況・皮膚状態など)
など、あらかじめフォーマットを用意しておき、
必要な部分を報告するといいです!
医師の指示を伝える
患者さんの状態が悪化したり、治療内容を変更すると
医師から「新しい指示」が出ますよね。
その指示を実施してどうだったか、
などは大事な情報です!
上記でお伝えしている「項目ごとに」伝えた後、
医師からの指示も一緒に伝えると良いです
メモを作成しておく
情報を頭の中で整理して申し送りする
結構難しいですよね。
また、バタバタ忙しい勤務で
情報を整理する時間がないまま
「はい、申し送り」とぶっつけ本番でする事も。
そんな時に役立つのが、メモ帳です!
流れとしては、
- 項目ごとのフォーマットを作成する
- フォーマットを元にワークシートに記載する
- 重要度別に色分けする
一つずつご説明しますね^ ^
1.項目ごとのフォーマットを作成する
先ほど、
項目ごとのフォーマットを用意する
とお伝えしました。
自分の病棟の科や特徴などに合わせて
作ってみて下さい☆
2.フォーマットを元にワークシートに記載する
病院それぞれのワークシートがあると思うので、
作ったフォーマットを元に、必要な情報を
ピックアップし、
その都度ワークシートにメモして下さい。
書き方は何でも大丈夫です!
自分しか見ません。
字が汚くても自分が見えればOKです。
大事なのは、
重要な事を忘れないようにメモすること
色々試して、自分の見やすい場所や方法で書きましょう〜!!
私は9年経っても、未だにメモは欠かさなかったです
夜勤だと20人以上になり、流石に忘れちゃいます。
「医師からの指示欄」「状態」「次の勤務に依頼すること」
などをワークシートにそれぞれ線を引いて、
項目ごとに記載していました!
3.重要度別に色分けする
これも結構大事です。
急変や治療内容が大きく変われば、
報告したい事も多くなるんです。
全部を報告すると、また「物語調」
になってしまうので、
その中でも重要な事は赤マークや蛍光ペン
など自分ルールを決めて使い分けて下さい。
蛍光ペン一つを使っていました
ちなみに、ジェットストリームの0.38mm
おすすめです٩( ‘ω’ )و
他にも、看護師に必要な道具をまとめた
記事があるので、参考にしてください
先輩が何を申し送っているのか観察
上手に申し送りをする先輩の「何を、どの順番で」
申し送りをしているのか観察してみて下さい。
また、病棟ごとに
申し送りの特徴、暗黙のルール
があると思います。
この場合はこう申し送るんだな
など色々出てくると思うので、
沢山技を盗んでください☆
先輩に直接聞くのも良いと思います!
申し送りを真似したいなんて嬉しいことを言われたら、
喜んで伝授します♪笑
あとは、練習あるのみです!
沢山経験を重ねて苦手意識を克服して下さい^ ^
まとめ
申し送りをスムーズに行うコツは5つ
- 聞き取りやすい話し方
- 患者さんの「変化」を時系列ではなく項目ごとに伝える
- 医師の指示を伝える
- メモを作成しておく
- 先輩が何を申し送っているのか観察
また普段の報告時や、
特に急変時には「SBAR」という
コミュニケーションツールを活用した報告も
効果的です!!
申し送りに対して苦手意識がある方が多いですが、
申し送りがスムーズになれば、
患者さんのケアがより良いものになります。
先輩に怒られないようになる!
のはもちろんですが、
何より、患者さんの為になると思うと
頑張れますよね٩( ‘ω’ )و
メモする習慣をつけてくださいね
その調子で明日からも頑張ってくださ〜い!!